もってぃです。
さて、最近私は労働環境とIoTに興味をもっています。
今日の話は、、
Orizuruの中にざっくり位置づけるとこんな感じです。
では、サクサクいきましょう。
現場の声を収集(課題抽出)
こあ こんせぷ子氏
「会議室5いくと睡魔に襲われるんですよね。。。」
A氏
「わたしもです…」
CTO氏
「いつも酸素が足りてないんじゃ?」
もってぃ(心の声)
「私も午後は睡魔と戦ってます」
ふむふむ。
弊社、特定の場所であったり、時間帯によっては
快適ではない労働環境となるときがあるようです。
みなさんの現場ではどうですか?
眠くなる、息苦しい場所や時間帯はありませんか。
労働環境を改善して、作業効率を上げたいですね。
現場の作業効率とCO2濃度の深い関係(定量化方法決定)
作業効率って、労働環境のどんなことに関係しているのですかね。
労働意欲と労働環境の関係を述べた研究論文を探してみました。
Julie Chao 2012
Elevated Indoor Carbon Dioxide Impairs Decision-Making Performance
詳しくは本文を読んでください。
大事な図はこちらの、様々な二酸化炭素濃度下でうけた大学生のテストの点数グラフ。
(Julie Chao 2012 より引用)
Score:大学生のテストの点数
♦、■、▲:テストを受けた時の二酸化炭素濃度
二酸化炭素濃度が高いほど大学生のテストの点数が悪くなっているんです。
600ppmよりも1000ppmの方がScoreがやや低いですし、
2500ppm ともなると、顕著に低いです。
ひょっとすると、先ほどの声は、周辺で二酸化炭素濃度が高いのが原因かもしれません。
ということで、
二酸化炭素濃度のデータを収集してみましょう。
センサ設置+データ収集
では、測ってみましょう。
今回採用したセンサはこちらの二酸化炭素濃度センサです。
測定場所
・弊社執務室もってぃの机
・弊社会議室5(9名)
測定結果
二酸化炭素濃度
最大値 1770 ppm(会議室5)
最小値 744 ppm(もってぃの席、夜間)
日中平均 ~1200 ppm
黄色い線:1000ppm。これ以下だと人が快適に仕事できる。
気づいたこと
・執務室
-日中のほとんどの時間で二酸化炭素濃度が1000ppmを超えています。
労働環境としては良くはないです。
-会議室5、執務室に比べて二酸化炭素濃度が500ppm以上も高いです。
人体に何らかの影響がでてもおかしくないです。
現場の作業効率を上げるためには、
二酸化炭素濃度を下げるべく、
なんらかの手をうつ必要がありそうです。
まとめ
・二酸化炭素濃度を測ってみました。
・執務室と会議室5、ともに日中のほとんどの時間で
二酸化炭素濃度が1000ppm(快適な仕事環境の数値)を超えていました。
・パフォーマンスを上げるには、二酸化炭素濃度削減する必要がありそうです。
現場の作業効率を向上させたいと思ったら、
二酸化炭素濃度を可視化してみませんか。
次回の記事では
どうすれば二酸化炭素濃度を減少できるのか
数値シミュレーションを用いて探ってみます。