OpenAI、Google、Anthropicの比較

はじめに

 今回は、OpenAI、Google、Anthropicの3社の概要を以下の観点でまとめる。
1. 財務状況
2. 各社の最新モデル(2026年3月10日現在)
3. 基盤モデルの性能
4. 開発スピード
5. 課金額
6. 安全性
7. エコシステムとの連携

1. 財務状況


OpenAIとAnthropicにはIPO準備・上場検討の報道があるが、現時点では正式発表ではない。
※1
※2
※3

2. 各社の最新モデル(2026年3月10日現在)


どのモデルが最も優れているかを論じることは、もはやできないレベルになっていると感じる。使う分野・業種、あるいは回答の仕方(過度に迎合しないなど)で、好き嫌いが変わりそうだ。
※1
※2
※3

3. 基盤モデルの性能

今年の共通テストの結果

総合的には、OpenAIがリードしているように見える。
日経新聞のX
LifePromptの記事

今年の東大2次試験の結果

東大2次試験では、3社とも合格ラインを越える8割以上の得点率を達成した(引用元)。

4. 開発スピード・リリース頻度


*OpenAIは、更新頻度が高い。
*Anthropicは、更新頻度は中程度だが、コーディングや長時間タスク向けに着実な改良を入れる傾向がある。
*Googleは、更新間隔はやや長めだが、マルチモーダルや大規模文脈で大きな改善をまとめて出す傾向がある。

5. 課金額(個人向け)


*他にも、API利用料、法人向け料金などが定められているがここでは割愛する。
*個人向け標準プランは、3社とも月額20ドル程度である。
*高価格帯は、3社で設計が異なる。OpenAIは新機能をほぼ無制限に優先的に使うことができる。Anthropicは使用容量を増やすことができる。GoogleはAI機能だけでなく周辺サービスも提供される。

6. 安全性


*Anthropicは、安全性を最も強く打ち出している(※1)。
*Anthropicは、利益より長期的な安全性を優先する統治構造を持っている(※1)。
*Anthropicは、防衛用途そのものは否定していないが、国内監視と完全自律兵器には反対している(※2)。
*Anthropicは、米政府にサプライチェーンリスク指定を受けたため、米政府を提訴した(※3)。

7. エコシステムとの連携

Google
 *完全な垂直統合。自社製チップ、Google Cloud、Gemini、Android/Chromeを持つ。
 *Appleとの提携。Geminiが2026年後半のSiriと、将来のApple Intelligenceに組み込まれる。
OpenAI
 *Microsoftとの結びつきが強いが、Oracle、SoftBank、AWSを含めたマルチパートナー型へ拡大中。
 *元Appleのデザイナーと組んで独自デバイスを開発中。
Anthropic
 *AWS、Google Cloud、Microsoftなど主要クラウドで広く提供される。
 *Model Context Protocol (MCP)という標準規格を推進し、AIが様々な外部ツールやデータソースと接続しやすくする仕組みを作っている。

まとめ

 今回は、7つの観点でOpenAI、Google、Anthropicの概要をまとめた。それぞれを簡単にまとめると
 *Google:財務基盤と流通基盤が最も強い。
 *OpenAI:知的生産・高度推論で非常に強いが、巨額投資を要する。
 *Anthropic:安全性と実務品質を重視する独自路線を取る。
と言えそうである。

Kumada Seiya

Kumada Seiya

仕事であろうとなかろうと勉強し続ける、その結果”中身”を知ったエンジニアになれる

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