なぜ転職すると年収が下がるのか

なぜ転職すると年収が下がるのか

こんにちは!
採用担当の池田です。

この前、人生で初めて花粉症を治すために病院に行ってきました。
実際は、初めてではなく2回目なのですが、、、大学時代に一度耳鼻科に行って薬を貰ったものの全くと言って良いほど意味が無かったので、
医者は信用ならん!
と思い、それ以降毎年花粉症に苦しめられながらも耐えていたんです。

ところがここ数年、年が明けると体調が悪くなっていたので風邪かなと思っていると、どうも日中だけ辛いんですよね。

朝起きた時はそこそこすっきりしていて、帰宅する頃には頭がぼーっとするみたいな症状の繰り返しで、そこでようやく、
あっ!花粉症か
と気付くわけです。

毎年のように、風邪だと思ったら花粉症だったというサイクルを繰り返しているので、一切学習しない自分の頭脳を軽蔑しているのですが、今年の1月が特にひどい症状で、来年は絶対に同じ過ちを繰り返すまいと病院に行くことを決意し、昨月行ってきました。

せっかく行くのであればちゃんとアレルギー検査をしてもらうと思い、血液検査をお願いしたところ、圧倒的にスギ花粉に反応することが判明。

自分の身体のことって、分かっているようで知らないことが多いものだと痛感させられました。

その後は処方された飲み薬や目薬は続けているのですが、果たして年明けのときに万全の体調になっているかどうか、しっかり見ておきたいと思います。

そういえば!久しぶりに病院に行って思ったことが、やっぱり待ち時間が長過ぎる。。。
予約して行ったにも関わらず1時間待たされるってどういうことやねんと。。。
※日常的に予約するものって美容院があると思いますが、美容院で1時間待たされようもんなら、120%次回以降はそこに行かないですよね。

しかも診察時間は3分で終了するし、何か質問するとお医者さんが嫌がる感じを出すからそんなに聞けないし。。。

病院って本当に非効率的な場所ですよね。

高校時代に、顔に湿疹みたいなのが出来たので皮膚科に行ったのですが、13時頃に病院に到着して全て終わったのが17時でしたからね。

本当に萎えました。。。

しかも当時はスマホなんて無かったので、病院に置いてある婦人雑誌を何度も読み返すしかない。
学校を早退して行ったのですが、制服を着た男子高校生が婦人雑誌をずっと読んでいる姿とか、本当に気持ち悪いですよね(笑)

外に出て時間を潰したかったものの、不在時に呼ばれたら順番を飛ばされるので、待合室にいなければいけないという地獄。

病院に行かないために、予防治療に注力することの重要さをヒシヒシと感じますね。

ということで、免疫力を高めて風邪を引かない身体を作るために最も効果的な筋トレをしましょう!今ならパーソナルトレーニングを格安で提供しますよ(笑)

さて、今回は転職時に気になる年収についてお伝えします。

転職する理由の最重要項目の1つは待遇面の不満

今も昔も、転職する理由のトップに位置するのは、
待遇面の不満
ですよね。

今の時代は、
仕事=お金のため
という価値観ではなくなりつつあるのかもしれませんが、とは言えまだまだその考えは日本人の根底に染みついているので、生活のために仕事をしなければいけないという考えがマジョリティでしょう。

  • 働き方ややりがいには満足しているものの、待遇面に不満がある
  • 待遇面には満足しているものの、働き方ややりがいに不満がある

の場合、どちらを選ぶ方が多いんでしょうね。

実際のデータが無いので分からないですが、個人的には後者を選ぶ方が多い印象です。
特に大企業志向の方はその傾向が強く、年収が高いゆえに中々転職できないジレンマを抱えている人も多いことでしょう。

お金は心の声を打ち消す魔力を持っている
と思っている私にとっては、結局どんなにブラックな現場であっても待遇面がしっかりしていれば“ブラック企業”とは言われないわけです。

総合商社で働いている知人を見ると、本当に大変そうですからね。

それこそ海外出張が重なると土日の休みが無くなったり、時差の関係で睡眠時間が取れなかったりするので、物理的に休みの時間が確保しにくい。

また営業担当なので、それこそずーーーーーーっと会社のスマホを持ってチラチラ確認しているので、私でさえ見ていてイライラすることを踏まえると、奥さんはもっとイライラするんだろうなと思うわけです。

でも、待遇面で言えば日本でトップクラスなので、いざ辞めるかと言えばそこまでの決心は出来ない、大変なことは多いけど概ね満足している感を出しているので、
こいつ本心かいな
と毎回疑うわけです(笑)

人の価値観なので外野の私がとやかく言うことではないですが、私自身も新卒の時はお金メインで就活していたので、そういう気持ちはよく分かります。
※お金メインで就活していたのは事実でしたが、楽して稼ぎたいと思っていたので、ハードな営業会社は敬遠し、成果主義を掲げる会社なんて絶対に嫌だと思っていたような、ぷー太郎の考えでしたね(笑)

で、本題ですが、昨今は転職が主流になりつつあるので、転職という手段を使って年収を上げたいと思うのは当然のこと。

ただ実際には年収が上がらず、むしろ現職から下がる方が多いのも事実ですよね。
なぜそのようになるのかを詳しく解説しましょう。

転職しても年収が上がらない理由

基本的に企業が中途採用をする理由は、あるポジションや役割において知見をもった社員がいない、または人手が足りていないためですよね。

それ故に、“即戦力”が求められるのですが、そもそも組織で即戦力として活躍するために必要なことは2つあると考えています。

1つ目が、
専門スキル。

こちらは分かりやすいですよね。

  • 営業スキル
  • プログラミングスキル
  • マーケティングスキル

等々、組織でバリューを出すためには、他のメンバーが持っていない/足りていないスキルを活かして貢献することが求められます。

新卒の就活のように、
向上心があります!
というような姿勢を見せても、基本的にはNGになるわけで、そういうファジーな要素も重要ではあるけれど、求めているポジションで活きる明確なスキルがないと採用できないわけです。

そして重要なのが2つ目で、
企業独自で通用するスキル
になります。

スキルと言うとちょっと固いのですが、
上手く仕事を進めるための処世術
と言った方が伝わりやすいですからね。

基本的に仕事はチームで進めていくことが多く、個人で全て進められるものではありません。

特に大企業になればなるほど、1つの行動をするために多くの判断/指示を第三者に仰いだり、協力を得なければいけないことがありますが、それをいかにスムーズに出来るかが重要ですよね。

私は採用周りしか知らないので、仮に採用担当者として転職する例をあげましょう。

前職では非常に優秀な成績を引っ提げて新天地でも張り切るわけですが、まず新天地ですることといえば、その会社を知ることですよね。

候補者に会社の魅力を訴求しなければいけない中で、自分自身が会社についてしっかり理解していないといけないわけですが、経営層からはもちろんのこと、現場の社員からもヒアリングするわけです。

ただ、新参者がいきなり、
うちの会社について教えてくれない?
と周りの社員に聞いても、前向きに対応してくれる方はあまりいないでしょう。

もしかすると、

  • 目の前で仕事で忙しいんだよ
  • 会社について知りたいなら他の人に聞けば良いじゃん
  • つうか、お前誰だよ

みたいな感じに思われることもあることでしょう。
※ここまで冷たい対応されると、入社したことを後悔するかもですが(笑)

プロスポーツの世界だと、新参者にパスが回ってこないことは良くある話だと思いますが、要は信用が一切無い状況だとそもそも相手にされないのが普通ですよね。

でも、会社内で信用値が高まってくると周りの対応が変わってくるわけです。

あなたからの依頼なら喜んで対応しますよ!
という状況になれば、仕事は非常にスムーズに進んでいき、周りの力を借りながら成果を上げやすい環境に出来るんです。

そしてこの信用値を貯める手段こそが、“その企業独自で通用するスキル”になるわけです。

で、信用値を上げるためには様々な事が必要で、それこそ、
勤続年数
もここに含まれますよね。

一般に、年功序列は否定されますが、とはいえ長く在籍しているからこその価値があるのもまた事実。

明確な成果を上げていなくても、長く一緒に仕事をしているからこその安心感があるので、そういった側面で評価することが絶対におかしいとは私は思いません。

以上、即戦力として活躍するために必要な2つのスキルをお伝えしましたが、ここまで聞けば、なぜ転職で年収が上がらないかが分かりますよね。

そうです、転職すると“その企業独自で通用するスキル”が0になるので、その分の年収が減ることになります。

自分の今の成果は、全て自分のおかげだと勘違いしている方は中々理解しにくいかもしれませんが、そのような方はぜひ転職してみると良いでしょう。

エンジニアの年収が下がりにくい理由

転職すると年収が下がることは普通にありますが、一方ITエンジニアは年収が比較的下がりにくいと言われています。

これも上記で伝えた考え方に基づいて解明できるわけです。

ITエンジニアにおいても、

  • 専門スキル
  • 企業独自で通用するスキル

の2つが必要だと思うものの、その比重が圧倒的に“専門スキル”に傾いているんですよね。

所属企業が変わっても、プログラミング技術は他社でもそのまま通用するスキルだし、設計のやり方も大きく変わらないので、即戦力として迎え入れやすいんです。

さらに、昨今のITエンジニア不足が拍車を掛けているので、年収は上がりやすい。

またさらに深掘ると、ITエンジニアの中でも、

  • SIer
  • 自社サービス

だと年収の上がりやすさが異なります。

SIerは人月単価がベースであり、プロジェクトに人を入れれば入れるだけ儲かるので、投資対効果が見えやすいという意味では企業側にとって年収を高く提示しやすくなる。

一方、アプリ開発会社などの自社サービスの会社は、人を入れても売上が上がるわけでは無い(むしろ固定費が増加する)ので、年収は上がりにくいのが実情です。

まぁ自社サービス会社は一般的に人気なので、年収というエサで釣らなくても採用できるからというのも理由としてあるかもしれませんね。

このような構造を理解すると、なぜ年収が上がるのか、上がりにくいのかが理解しやすいのかなと思います。

他の職種においても同じように考えられます。

いわゆる管理系の職種(人事・経理・総務等)は年収が上がりにくいわけですが、それはコストセンターという側面があるからというのもありつつ、企業独自で通用するスキルが圧倒的に求められることが大きいからです。
1人で出来る仕事が限られているからこそ、周りを上手く巻き込んで進めなければいけないかつ、企業独自のルール等も熟知することで成果が出しやすかったりする職種ですからね。

一方営業職の方は、年収は上がりやすい。営業の場合は、
優秀な営業マンは、どんな商材であれ売ることが出来る
と言われるように、専門スキルが高い領域ですよね。
※営業と言っても新規なのか既存なのか、法人相手なのか個人相手なのか等、様々な領域があると思いますが、リクルートのトップセールスマンが多くの業界から引く手あまたのように業界や扱う商材が変わってもバリューを出せるということは、専門スキルが高い領域だと考えます

さらに言えば、年収が算出しやすい(成果がはっきりしているため)職種であるものの、とは言え活躍しなかったらコストセンターになりかねないので、売上分の何%を給与に還元するようなインセンティブ構造にしていることが多いはず。
これは企業側にとっては単純にリスクヘッジとなるわけですが、営業マンから見れば活躍すればするだけ年収が伸びる構造なので、トップセールスマンは倍々で年収が上がるケースも珍しくありません。

結局、専門スキルは希少性と同義なので、上記で伝えた考え方は至極当たり前の考えではあります。

お金が全てではないですし、転職するからには年収を上げたいという考え方にはあまり賛成できないのですが、転職を検討されている方は、上記を踏まえた上で年収交渉をすると希望年収が通りやすいかもしれないので、ぜひ参考にしてみて下さい。

最近の記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事

アーカイブ

カテゴリー

PAGE TOP