社員インタビュー第1弾:退職者にインタビューしてみた
こんにちは!
採用担当の池田です。
ベンチャーは離職率が高いのではないか、ブラックでは無いのか等、そんな疑念を持った方が多くいると思いましたので、今回は直近で弊社を退職した方にその真相をインタビューしてみました。
※コロナの影響でオンラインでのインタビューとなります
取材を受けて頂いたのは、2020年2月末に退職した脇坂健一郎さん。約4年務めたCCTをなぜ退職することになったのか、、、さて突撃しましょう!
【脇坂健一郎(わきさかけんいちろう)2016年3月にコアコンセプト・テクノロジー入社。同志社大学大学院卒業後、大手メーカーに入社。その後ベンチャーの執行役員等を経験する。現在の詳細経歴は文中参照。】
こんにちは! お久しぶりです。
おおー久しぶりだね。元気にしてる?
今回のインタビューについては事前に池田さんから趣旨は聞いているけど、金子さん(弊社社長)は知ってるの???
金子さんには、、、大丈夫です(笑)やっちゃいましょう!
やっちゃおうか。まぁNGになることはないだろうから大丈夫だね。
そうですね、リリースした際は真っ先に金子さんに見てもらうので!それでは始めさせて下さい。
なぜ退職したのか
まず、ずばりお聞きしますが、弊社を退職した理由を教えて頂けますか???
2019年の4月に起業したんだけど、CCT(弊社、コアコンセプト・テクノロジーの略称)の業務と自社の業務を両立しながらやっていく中で、起業した会社1本で出来る目途が立ったので退職しました。
なるほど、起業することについてはいつぐらいから考えていたのですか?
それは10年前ぐらいかな。元々そういう願望があって、そこからMBAを取って色々勉強していた感じだね。
そうなんですね。そうなるとCCTに約4年勤務していたと思うのですが、なぜCCTに入ろうと思ったのですか?いずれ起業したいと思っていたにも関わらず。
当時はすぐに起業しようとは考えていなくて、漠然とキャリアチェンジをしたいなと思っていたんだよね。そして今後IT産業が伸びる中で経験が無かったので興味があった。
その流れでCCTの面接に来たんだけど、そもそも面接が4回ぐらいだったんだよね。しかもさ、池田さんもそうだったと思うんだけど、金子さんの面接って長いのよ(笑)
私は3時間以上あって、終電間に合わないんじゃないかとヒヤヒヤした記憶が。。。)
そうそう、私はエンジニアではなく、営業職というかマーケ職の括りで面接に行ったんだけど、その中でCCTのビジョンや今後実現したいことを聞く中で、単純に面白そうだなと。また金子さんとも話す中で、ロジカルで頭が良く、それでいて熱い想いを持って語る姿勢に魅力を感じたのも大きいね。
CCTに入った当初はどんな仕事だったんですか?
私が入った当初は、まだ社員90名ぐらいだったんだけど、明確なミッションが決まっていなかった(笑)
1年目は自動車工業会のPMO的な仕事をやっていたんだけど、IT未経験だから慣れる意味もあっただろうね。それに加えて社内業務も並行して従事していた。
当時は田口さん(弊社CTO)が上司だったんだけど、色んな仕事をやる中で慣れてねーみたいな感じだったから、営業やマーケ、組織開発等は幅広くやっていたね。
それから1年経った後ぐらいに、Orizuru(弊社の自社商品)の前身となるDMPM(データ・マネジメント・プラットフォーム・フォー・マニュファクチャリング)のビジネスモデルを田口さんが考えていて、それを展示会に展開しようという話があって、それの推進リーダーをやり始めた。
それと並行して、当時所属していた部署のマネジメントも少しずつやっていた感じだね。
そうするとOrizuruの開発からその後のスケールまでをすべて関わっていた感じなんですね。
そうだね。あとは池田さんも良く知っているように、展示会出展に伴うPMだったり、Orizuruの営業だったり、新規営業だったりといった業務だね。“
今では弊社は展示会に出展することが当たり前になっていますが、脇坂さんがその初期メンバーだったんですね。
そうだね、今ほど整っていないフェーズだったから、色々経験させてもらったよ。
それまでは経営陣や部長クラスが新規営業をやっていたと思いますが、それ以外のメンバーとしては初めて主業務として営業を担った感じですね。
そうとも言えるかも。ただ田口さんが営業の基礎部分はを色々設計していたので、経営陣と一緒に取り組んだ感じかな。
※展示会に出展した際の写真で、前列左から3番目が脇坂さん
CCTで働いて感じたメリットとは
CCTで働く中で良かったと思うことはありますか?
色々経験できたことだね。CCTで働いたことで独立する決心というか自信を持てたことは間違いないから、金子さんや田口さんには本当に感謝してる。
ITは未経験だったけど、技術や知識のキャッチアップが出来る環境だったし、エンジニアが多いんだけど、質問しても適当に返事をするような人は誰もいなかったので本当にやりやすかったね。
あとは役員と近い距離が近かったから、処理が非常に早かった。これやりたいと言えば、すぐに承認が得られたのは良い。これは規模が大きくなっている今でも残っている良さだよね。
未経験でもキャッチアップできる環境っていうのは、聞いたら誰かがしっかり答えてくれるし、フォローしてくれるとの意味ですか?
そうそう。CCTの人ってみんな親切。
脇坂さんは自身のことをIT未経験と仰っていますが、元々理系院卒で大手メーカーで働いていましたよね。そういう経歴から見ると、IT周りもど素人ではない印象で、6,7年前から脇坂さんを知っている私からすればかなりITに精通しているんじゃないかなと。
そういう中でもCCT入社直後は苦労したんですか???
見積もりが苦労したね。どのくらい工数が掛かるのかの勘所が1年ぐらいは分からなかった。
いわゆるシステム開発のことが分かっていなかったということですかね?
そう、そこは未経験だから目星が全くつかないんだよね。このレベルの開発だったらどのくらいの期間や工数が掛かるのかが全く分からないから、そこは苦労した。
そこの正確さや緻密さは大変だったけど、周りに相談出来たからそれは本当に良かった。
そうだったんですね。ちなみに弊社は新卒採用に力を入れているので、いわゆる未経験の方も受け入れていますが、未経験の方が意識したほうが良いことや注意しなければいけないことってありますか???
主体性というか発信力じゃないかな。人に何かを強制する会社ではないから、やらない人はとことん放置される会社だよね。そこは自分から発信して動いていかないと活躍出来ないよね。
発信していると、スキルが足りなくても良い案件や良い人に巡り合えたりすると思うからね。悪い伝え方をすると、ネゴっていけば一通りは上手くいくんじゃないかな(笑)
受け身だとダメだけど、周りにしっかり発信すれば助けてくれる、ということですかね。
そうね、受け身だと辛いと思う。
CCTで働いて感じた、会社の改善点とは
退職されているからこそ、フラットな立場の意見をお聞きしたいのですが、CCTの改善点はありますか?是非正直な意見をお聞きしたいです。
うーん、それは色々あるだろうけど、役員と近いことかな。近過ぎるが故に、仮に役員からNG貰ったら、相談できる相手がいなくなっちゃうんだよね(笑)
今はある程度階層が分かれるようになっているけど、それでもまだまだ役員と近いじゃん。それは良いことでもあるんだけど、一定数はやりにくい部分は感じるよね。
私は入社以来、金子さんが上司ですから、非常にお気持ち分かります(笑)
あとは、縦割りが強いかな。他の事業部が何をしているのかが良く分からないんだよね。私は立場上多少情報を知ることが出来たけど、規模的にも案件情報やリソース情報の管理が出来ると良いかもしれないね。
私が入社当初に比べれば少しずつ改善されていたけど、まだまだ足りていないよね。
それは仰る通りですね。情報共有とかは改善アリです。
ただこれは会社だけが悪いだけじゃなくて、社員側も会社に対して情報共有する姿勢を見せないといけないし、自分がやりたいことがあれば積極的に発信すべきだね。
みんな大人しいから言わないけど、絶対にやりたいことってあると思うし。最初に配属された部署で割とずっと働くから、人材の流動性が少ない。それだと発展性が弱くなっちゃうんじゃないかな。
どんな会社を起業したのか
現在の仕事内容について教えて頂けますか???
社名は、株式会社エフィシエント。
事業は主に2つやっていて、1つはIoTの提案。ただCCTがやっているような大規模な開発案件は出来ないから、開発する前のPOCの部分を請け負って開発することが多い。
ただ開発まで自社だけでは全て出来ないことが多いから、他社と協力しながらやることもある。その中で金子さんには伝えているんだけど、自社だと受けられない場合にはCCTに協力したい旨は伝えていて、一緒にやっていこうという話で進めている。。
そうだったんですね。今後一緒に仕事が出来ることがあるかもしれないということですね。
CCTで付けたスキルを元に、CCTとは違う領域で展開しようとしているんだけど、その中で難しい時には金子さんからいつでも助けると言われているよ。
もう1つはアプリケーション開発。池田さんには以前紹介したけど、話し方を解析するアプリで、既に展示会やベンチャーピッチのイベントで発表していて、VCと話をしている状況。
正式リリースは7月末になる予定で、提案している業態としてはSESの会社とか婚活(結婚相談所)みたいな人と人がコミュニケーションを取るような業界がターゲットになるかな。
婚活は確かにニーズありそうですね。
そうそう、婚活って婚活アドバイザーの方と希望者が面談するんだけど、何も考えずに面談に来られる希望者が多かったり、最低限の質問に答えられない人が多いみたいなんだよね。
そうなるとアドバイザーの方にとっても時間の無駄になってしまうので、作ったアプリで練習してもらって自動フィードバックをしてもらい、ある程度話せるようになった段階で実際にアドバイザーと面談してもらう。
企業側には管理画面があるので、そこで希望者の方とやり取りしてもらう流れだね。
今後コロナの影響でオンラインニーズが増えるので、確かに面白いですね。
そうだね。このアプリの目的はコミュニケーションの無駄を省くこと。
例えば最近就活市場でも、自己PR動画を送る選考があると思うんだけど、あれって企業側からしたらめっちゃ大変じゃん。
考えただけで嫌ですね(笑)
そういう動画に関してもAIが自動採点化すれば、企業側にとってもメリットだし、候補者側にとっても無駄に選考を受けなくて良いという意味では時間的に削減できると思うし。
私も面接官として何度も面接を経験していますが、人の判断って本当に当てにならないですからね。むしろAIがやってくれた方がブレが少なくて正確かもしれません。
そうね。今後は別の構想を考えているから、決まったら連絡するよ。
ありがとうございます!ちなみに今後のビジョンややりたいことってあるんですか?
正直規模の拡大は求めていなくて、新しいことをどんどん作っていきたいんだよね。個人的には今作っているアプリは、我々以外が管理したほうが良いのであれば、譲ったほうが良いとも思ってるよ。
えっ、どうしてですか?
それに固執すると、失敗時に厳しくなるよね。1つに固執し過ぎると、戻れなくなるから、そこまで深入りはしないようにしたいね。
協業したり売却することも視野に入れているよ。
かなり柔軟な考えなんですね。
市場価値の高い人材になるには!?
市場価値の高い人材になるために、どういうことを意識したほうが良いと思いますか?
弊社は新卒採用に力を入れていて、私の説明会でも「CCTという環境を使って市場価値の高い人材になってほしい」とは伝えているものの、実際どういう風に意識したりすれば良いのかが分からない方が多いと思います。何かアドバイスありますか?
人脈じゃないかな。人との繋がりは重要だと思う。結局一人では何も出来ないから、人との繋がりをいかに醸成するかが重要で、それには信頼関係が必要。
そのためには、日々の仕事でどれだけ真面目に取り組んでいるかだと思う。
相手からの期待に応えたり、評価を上げたりすることは重要。
ただこの時代なので、気合根性系で取り組めば良いわけでは無いんだけど、誠意を持ってやり方を工夫する必要はあるよね。
なるほど。ただ脇坂さんの場合は、元々人の懐に入るのが上手いタイプじゃないですか。一方エンジニアの方って、そうではない方も一定数いると思うんですよね。そういう方に、「人脈築けよ」と伝えてもピンとこないのかと
いや、そういうのは関係なくて、真摯に仕事に向き合えばあんまり性格とかにはよらないんじゃないかな。
そもそも誰もが社長になる必要はないし、一番を目指す必要もないと思うんだよね。
例えばエンジニアの方が今後経営に携わりたいのであれば、田口さんのように技術はもちろん、営業等にも力を入れてお客様との信頼構築に力を入れなければいけないけど、全員がそれを目指すわけでは無いし、その必要もないよね。
苦手なことがあれば、それが出来る人に任せれば良いだけだし。ただ、どんなキャリアを歩むにしても、1人で出来ることは限られるから、真摯に仕事に向き合って少しずつ信用を積み重ねることは重要。
CCTで働く上でアドバイスを!
現代は、会社員として働くことがダメで、起業やフリーランスになることが良いみたいな風潮がある印象ですが、どちらも経験している身からすると、どちらが良いとかありますか???
どっちも経験してみたら良いと思うよ。ただなるべく早く経験したほうが良いかもね。私も30代で起業したけど、仮に事業が上手くいかなくても、まだ会社に戻れるでしょ。ただこれが遅すぎるとかなり苦しいからね。
ということは、自分の事業が上手くいけばそのまま進めるし、上手くいかなければ会社員に戻るみたいな感覚ですか?
そうだね、リスクは取らなければいけないけど、最小限にリスクは抑えていかないとね。取り過ぎるとストレス溜まるからさ(笑)
最後にCCTに合う方、CCTの環境を使って成長できる方の特徴があれば教えて下さい!
私が入社した時よりも多様性が広がっているから、合わない人はあまりいないと思う。ただ規模的に1次請けが多くなっているので、そういう責任ある仕事がやりたい方は合っている。大手だとどうしても歯車感が強いけど、弊社規模だとコアメンバーとして顧客とやり取りできるから、それが楽しいと思える方は良いんじゃないかな。
ありがとうございます!ではもし事業が上手くいかなくなった際は、また弊社に戻ってきて下さい(笑)