育児インタビュー

今回は2人のお子さんを養育される皆さんに子育てや仕事との両立、育休制度についてを伺いたいと思います。

【社員紹介】

S.H. 男性 所属
入社年
入社区分
職種
お子さん
育休期間
デジタルトランスフォーメーション事業本部
2018年
中途
技術職
8歳と1歳9か月の男の子
第二子出生時に約3ヶ月
T.F. 女性 所属
入社年
入社区分
職種
お子さん
育休期間
クラウドソリューション事業本部
2015年
中途
事務職
8歳と2歳8ヶ月の男の子
第一子出生時に約1年
第二子出生時に約1年半
M.M. 男性 所属
入社年
入社区分
職種
お子さん
育休期間
経営管理本部
2022年
中途
事務職
2歳11ヶ月と10ヶ月の女の子
取得無し

【当社制度紹介】

育児休業制度 原則として1歳に満たない子を養育する社員が取得できる、育児のための休業です。
制約はありますが、就労ありでの育休取得も可能です。
在宅勤務制度 在宅でリモート勤務することができる制度です。
顧客都合や担当案件の進捗、チーム運営といった状況によって出社を要する場合もあり、フルリモートを約する制度ではありません。
フルフレックス制度 コアタイム無しのフレックス制度です。社員の9割が利用しています。
時短勤務 子育てや介護を理由にフルタイムで働くのは難しい社員が利用できる、短時間勤務制度です。

 

-ご自身の育休の取得状況について教えてください

S.H. 長男のときはそもそも育休を取るといった発想がなく、結果、長男が幼い頃に一緒に過ごす時間が少なかったという反省がありました。
このため次男のときは、出生直後の大切な時期をしっかり一緒に過ごしたいという思いが強く、加えて出生直後の一番大変な時期を妻と乗り切るため、約3ヶ月の育休を取りました。
3ヶ月という期間は、これ以上休むと自分が気持ち的に復帰できなくなるのではないかという不安と、我が家は共働きでは無いので、給付があるとはいえ収入減になることへの不安から決めました。
もう少し長くても良かったなと思ったり、これで調度良かったと思ったり、少し迷うところはあります。
T.F. 長男のときは入社間も無い時期で、社員数も今より大分少なく、周りに育休取得者がいない状況で約1年育休を取得しました。
ただ育児の先輩は周りに沢山いたので、色々アドバイスはもらえました。
事務手続きについては、入社間もなかったため少し複雑な対応が必要だったのですが、経営管理本部の担当者が親身になって相談に乗ってくれたので、安心して休職に入れました。
次男のときは会社の規模なども変わっており、経営管理本部の担当者も変わっていましたが、スムーズに取得できました。
復職時は1年では保育園が決まらず、半年延長が必要でした。
M.M. 転職直後に次女が生まれ、育休取得には至れていません。
但し、2人子どもがいると、保育園の送り迎えなどを妻と分担しない訳にはいかず、フレックス制度と在宅勤務制度は有難く利用させてもらっています。

 

-2人のお子さんがいることの大変さと良さを教えてください

S.H. 2人いると、上の子が下の子の様子を何となく見ていてくれるので、トイレに行くなどちょっとしたことがやりやすくなって助かります。
少し年齢が離れているせいか、一緒に遊ぶというよりは、とにかく下の子がお兄ちゃんを大好きで追いかけまわしている感じです(笑)
お兄ちゃんは時々ひとりになりたいらしく、「来ないで」と別の場所に逃げ込んでいるときもありますが、基本的には仲良しです。
M.M. おお、そうなんですね。
うちは比較的年齢が近く、まだ幼いため、2人とも目を離せないので大変です。
(自分は論理的であることが好きなので、)論理的ではない生き物に振り回されっぱなしです(笑)
S.H. 下の子だけをかわいがり過ぎると上の子が焼きもちをやくとか、親は上の子に対してだけ厳しくなりがちといったところは親としての気を付けポイントですね。
T.F. とてもよく分かります!
上の子に対してどうしても厳しくなりがちなんですよね・・・

 

-CCTでの産休育休取得に関する感想をお聞かせください

S.H. 自分自身での業務調整や客先交渉、引継ぎなどは必要でしたが、上司(部長)と同僚の理解があり、スムーズに取得できました。
就労ありの育休という選択肢があったことも、育休取得の決断を後押ししてくれた気がします。
少し仕事をフォローしながらの育休になると覚悟していたのですが、結果ほぼ就労せずに休めるよう調整してもらえたことも感謝しています。
T.F. 長男のときも次男のときも、周りの理解があり、スムーズに取得できました。
長男の産休取得当時はエンジニア職で案件を持っていたのですが、後任をすぐ決めて引継ぎ先を明確にしてくれたことはとにかく有難かったです。
産休開始直後はもう少し仕事の問合せがあるかと思っていたのですが、同僚が踏ん張ってくれて、結果特に問い合わせはありませんでした。
産休育休中は、基本的に会社からの連絡は無く、一方でこちらからアクセスが必要なときは会社へ連絡を取れる状況だったので、特に不便や不安は無かったです。
次男の育休復職時は、その前に大きな改組があり上司も変わっている状況で少し不安があったのですが、復職時に、新しい上司と今後の業務について打合せする機会を持てたので、安心して復職できました。

 

-男性育休についてどう思われますか?

S.H. 子どもの成長を身近で記憶できる良い機会であり、出産という大きなダメージを受けた妻の身体の回復期をフォローするための、大切な期間だと思います。
このため妻の身体の回復を心掛け、できる家事は引き受けるようにしました。
料理はできたので、育休中の食事はほぼ毎食私が作っていました。
T.F. 長男のとき、夫も3ヶ月の育休を取得してくれました。
何もかもが初めてで私の不安が大きかったので、とても心強かったです。
元々夫は家事をほぼやったことが無かったので、当初は自分ばかり負荷が高いと思った時期もありましたが、一緒に子育てをする時間を持つ間に、自分に何ができるかを考えて行動してくれるようになりました。
子育てスタート時に「育児を協力してやっていくこと」を共有できたのは大事だったと思います。
次男のときは、夫の育休取得は難しかったこともありますがが、第二子なので私にも心の余裕があり、休んで収入を減らすよりも、夫には収入維持を担当してもらうことにしました。
8年の間に、育休を取らなくても、子育てそのものに理解あるように徐々になってくれたと思います。
今では子ども達とよく遊んでくれて、週末には子どもを連れ出し、私だけの時間を作ってくれます。
M.M. 育休は取れていないですが、できる家事は引き受けるようにしています。
立場的にも、家庭のためにも、取れるなら取った方が良いとは思いつつ、二の足を踏んでしまうのも事実です。
S.H. 数週間といった短期間でも育休は取れるということを教えてあげると、もしかしたら皆さん取りやすいかもしれないですね。
M.M. 確かに。数週間で良いと思うと、取得するハードルが下がりますね。
どうも取得するなら数ヶ月という固定概念があって、その間の仕事の調整は難しいと諦めてしまう方もいるように思います。
「数週間で取れる」というのは良いアナウンスかもしれません。

 

育児と仕事の両立は?

S.H. 妻のつわりがひどかったので、次男が生まれる前のしばらくの間、長男の世話をほぼ1人でやることを経験しました。
朝食を食べさせる間にお弁当を作り、送り届けたら業務を開始する。お迎えのために退勤し、子どものお迎え。その後業務に復帰するが、再度夕食のために退勤。仕事が終わらないときは、再度業務に復帰。
CCTでは在宅勤務制度とフルフレックス制度があったので何とか実現できましたが、とにかく大変でした。
これをお母さんはずっとやり続けるのですよね・・・本当に大変です。
T.F. 永遠の課題ですね。
今年1月よりフルタイムに戻したのですが、18時に退勤し、それからお迎え、夕食を作って食べさせるのはとにかく大変です。
通勤時間がもったいないと思うようになりました。いまは在宅勤務ができて、本当に有難いです。
今でも大変だと思っていますが、長男のときは在宅勤務もフレックス制度も無かったことを考えると、格段に働きやすくなったと思います。
子どもが具合悪いときも在宅勤務で仕事できて良かったです。昔だったら休まなければならなかったので。

 

-これからお子さんが生まれる方に

S.H. お子さんのこの時期は今しかないし、制度として認められた休職もいましかできないので、育休を取れるのであれば是非取った方が良い、期間もできるだけ長く取った方が良いと思います。
そのために自分自身でも業務調整や客先交渉、引継ぎなどは必要ですが、最終的な調整は上司の役割です。
先ずは率直に上司に相談してみてください。

 

最後に

今回ご協力いただいた皆さん、ご夫妻でよく話し合われて子育てに当たられていることがよく分かりました。
育休を取る/取らないに関係なく、ご夫妻の話し合いと納得感が最も大事なのだなを再認識するインタビューになりました。
育児に関連する制度は色々あるので、固定概念に捕らわれず、ご自身に合った期間や取り方を考えて取得を検討されると良いと思います。

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