お洒落でなくとも身だしなみはマスト!全身ユニクロで十分です
こんにちは!
採用担当の池田です。
私の母校、筑波大学が入試でややトラブルを起こしたようです。
入試問題で、身長と体重を書かせた
一見、これの何が問題なのか分からない方もいると思いますが、どうやら入試では合否判定に関係ないことは聞いてはいけないらしいですね。
もちろん大学側としては、何か意図して出題したわけではなく、心理テストを課した際に、元々あったフォーマットをそのまま利用しただけとのことで、大きな問題にまで発展していない様子。
ただ、もしこれが企業だった場合は今回以上の波紋を呼びそうですよね。
身長と体重の数値によって、“本当に”合否判断をしているのではないか、と。
実際に身長や体重を書かせている企業を私は知りませんが、とは言え企業としては健康的に長く働いてほしいので、例えばBMI値(BMI = 体重kg ÷ (身長m)2)が極端に低い・高い場合には、病気のリスクが高まると言われているので、“選べるのであれば”より適性値の候補者が良いのは自然なことですよね。
ただそれを表立って実施することは、差別していると言われかねないので、中々企業側として実施しにくい施策なのでしょう。
またこれに近いケースとして、
喫煙者は採用しません
という企業が増えておりますが、こちらはセーフのようですね。
というのも法律的には、
- 性別による差別の禁止
- 性別による間接的差別の禁止(身長や体重、体力等、性別によって差が生まれやい能力等が含まれる)
- 本人に責任の無い事柄や思想信条に関する事柄を採用判断の要素とするのは禁止
になるようで、喫煙については上記に当てはまらないだろうという見解が多いようですね。
ただ難しいのが、
筋トレするやつしか採用しない(筋トレしない方はお断り)
という類の個人の好み。
これが本人の思想信条に関わってしまう可能性もゼロではない(例えば、筋トレ撲滅宗教という宗教に属している方がいたとすれば、その方の思想信条に反することになってしまうとの意味)ので、その場合は違法な職業差別として認識される可能性はあるとのことです。
この辺りは判断が難しいらしいですが、喫煙に関しては医学的にも本人への悪影響、周りへの悪影響等が証明されているので、今のところは法的にNGとなることは考えにくいようですね。
とはいえ、採用の現場では面接官が意図しない部分で勝手なバイアスが掛かってしまうのも事実なので、法律に触れることが決して無いように努めなければいけません。
さて、今回は上記の話にもやや関係する身だしなみについてお伝えしたいと思います。
人は見た目が10割!?
ビジネスの現場において最も重要なことが、
信用
であることは言うまでもありません。
- どんなにスキルがなくても、
- どんなに提案書がしょぼくても、
- どんなにプレゼンスキルがなくても、
結局、お客様からの信用が高ければ受注出来るので、多くのビジネス書籍で載っているスキル等の類は信用を得るための一つの要素に過ぎません。
よく言われている例えとして、
- 朝から晩まで一生懸命働きながらも1件も受注できない営業マン
- 昼過ぎまで寝て、夕方頃に軽くお客様先に訪問して1件受注できる営業マン
であれば、後者のほうが“仕事が出来る”という評価が下されるのがビジネスにおいては当然のこと。
※会社の規則やルール等を罰している場合は、この限りではありません
この辺りが今まで学校という狭い世界でのみ評価されてきたいわゆる“良い子ちゃん”にとっては中々理解するのに苦しむことでしょう。
皆勤賞とか今考えれば謎ですからね(笑)
どんな業界・業種であっても、信用を得るために日々頑張っていると言っても過言ではないですが、信用を得るために重要な一つが、
見た目の印象
ではないでしょうか。
大前提として信用を築くためには、一長一短でどうなるわけではなく、積み重ねでしかありません。
ただ、末永くお付き合いする上では最初の印象、つまり初対面時の3秒が重要と言われています。
※メラビアンの法則より参照
最初の3秒で良い印象を持たれないと、その後の3分、3時間、3日、3ヶ月、3年・・・という世界には到達出来ませんよね。
実際、多くの方が印象の重要性を頭では理解しているので、上記のようなことは今更言われなくても理解していることでしょう。
ただ!残念ながら、私が面接官として働く中で、見た目で損をしている方があまりに多いこと。。。
最初の受付時点で、
いや、この人は無いだろう。。。
と思ってしまう方も少なくありません。
そして面接という場においては、最初の印象が特に重要で、最初の印象が悪いとどうしてもネガティブな評価を引きずりながら進んでしまうので、その後の面接でいくら評価を上げたとしても、トータルでNGになる方も少なくないでしょう。
というのも、これは採用担当者であれば皆さん悩んでいることだとは思いますが、なるべく最初の印象に引っ張られないように意識しているものの、どうしても人間なのでそう簡単には思考法を変えられません。
例えば服装や髪型が乱れていた候補者の方がいた場合は、
- 身なりがしっかりしていないということは、仕事でもダラシないんじゃないか
- 面接ではしっかりしたことを言っているけど、実際は違うんじゃないか
のように、どうしても疑ってしまうものです。
面接という選考が時代に合っていないと言われればそれまでですが、少なくともお客様と近い距離で仕事をすることが多い弊社では、仮にエンジニアの方であっても見た目の印象が悪いと、
面接の場で服装や髪型が乱れているということは、お客様と会うときにもおそらく乱れているのだろう。そうなると、弊社に対するネガティブな印象を持たれてしまうので、活躍の場が限られてしまうな
と思ってしまうんですよね。
そうならないために、見た目の印象を少しでも上げることが重要であることは言うまでもありません。
髪型は、美容院でお任せ
見た目の印象と言っても対象が広いですが、すぐにでも変えられるものが2つ。
1つ目が髪型で2つ目が服装。
まずは前者についてお伝えしましょう。
髪型はその人の印象を決める上でも重要な要素ですが、もし髪型に強いこだわりがない場合は今すぐに美容院へ駆け込みましょう。
決してオシャレな髪型にする必要はないのですが、
- 髪が完全に伸び切っている
- 前髪が目に被っている
- 寝癖なのか?と疑ってしまうほど整髪されていない
等々、要は不潔な印象を持たれるのは損ですので、美容院に行って「清潔な髪型にしてほしい」と言えば、まず外れることは無いと思います。
ちなみに、昨今は1,000円カットが流行っているので、そちらを利用するのも悪くないですが、髪型の原型(表現として適切である自信がない。。。)を作ってもらうためには美容院の方が向いていると思います。
決して1,000円カットの技術を悪く言うつもりはありませんが、私が1度1,000円カットを利用した印象としては、
髪を切るという行為自体がマニュアル化されている
ということ。
ビジネスモデル上、お客様一人に掛けられる時間が限られているので、前髪やサイドという部位によって会社で決められている切り方で対応していると思います。
それ故に、細かいニュアンスや要望は中々取り入れられてもらえない印象があったので、一度美容院に行って髪型の原型を作ってもらった後に、月1回程度で1,000円カットに行くのがコストを掛けずに維持するベストウェイではないかなと思っています。
服装は全身ユニクロでOK
これで髪型はOKとなったあなたが次に向かうべきは、服装です。
普段の私は非常にラフな格好で仕事をしているので偉そうなことは言えませんが、ちゃんとした場のときは、それなりにちゃんとした服装を心掛けています(笑)
さて、服装に興味のない方からすれば、
お洒落=ブランド物で高い
というイメージを持たれている方が一定数いますが、どうぞご安心して下さい。
自宅近所に必ずあるであろう、ユニクロで事足りますので、今すぐに行って下さい。
ファッション系ユーチューバーのMBさんの話では、ユニクロほどコスパが良いアパレルブランドはないようで、それこそ、
- ジルサンダー(イタリアトップデザイナー)
- ルメール(エルメスの元クリエイティブディレクター)
という超有名デザイナーの方がデザインした服を、数千円レベルで購入できるなんてありえない!と豪語しています。
セレクトショップで買えば3万は下らないレベルの商品でも、ユニクロでは3,000円で買えるようで、このような商品を全身購入しても1万程度で収まるわけですよ。
たったこれだけの投資で相手からの印象が良くなるのであれば安いものではないでしょうか。
もちろん週5日勤務の場合は他にもローテーションが必要ですが、それでも3万を超えることは無いでしょう。
プライベートでの印象に関しては本人の好みなのでどーでも良いかもしれませんが、仕事の場合は身なりや印象も含めて考えることが求められると思いますし、ましてや会社の看板を背負って仕事をしているサラリーマンの方であればなおさらのこと。
この辺りの意識がしっかりしている方が面接に来た場合は、それだけで前向きに面接したくなるものです。
偏見があることは重々承知ですが、ITエンジニアの方はこの辺りの意識が欠けている方が多いように見えるので、少しでも改善するきっかけになればと思い書かせて頂きました。