なぜ東大生は仕事においても優秀なのか
こんにちは!
採用担当の池田です。
昨今プログラミングスクールが流行っていますが、カリキュラムのサポート内容の中に転職支援が含まれていることは非常に多いですよね。
ビジネスモデルとしても、
プログラミングスクールでの課金
だけではなく、
育てた人材を企業に紹介することでのフィー
で稼ぐことが出来れば、一石二鳥ですからね。
このモデルは他の業種でも存在しているので決して悪いとは思いませんが、
内定が出なかったら、プログラミングスクール代金を全額返金
という宣伝文句を見て、
スクールのカリキュラムに絶対の自信があるんですね
とコメントをしている人が多い印象なので、ちょっと反論させて下さい。
- 世の中には、名前を書くだけで内定が出る企業は普通に存在します。
- どこにも内定が出ない人を敢えて採用している企業も存在します。
- もし知りたければ、池田まで連絡下さい(笑)
基本的にこのような宣伝文句を掲げているスクールは、必ずリスクヘッジの観点でそういう企業を複数抱えているんです。
もちろん表面上の広告宣伝は超有名企業にも内定が出たような見せ方をしますが、それはごく一部でしかありません。
中々内定が出ない方には、そういう企業を紹介して内定を取らせて、
この企業はめちゃくちゃ良いから!
と半ば強引にクロージングする企業はいくつもあります。
そのため見せかけの宣伝文句に騙されて迂闊に信用することは控えましょう。
ちなみに2014年~2015年あたりに、公認会計士が不足した時代があったのですが、その当時に公認会計士を目指していた知り合いがいたんですよね。
実際に資格は取れて、目指すは四大監査法人のどこかに就職だったらしいのですが、本人に聞くところ、
4社とも内定出るでしょ
とのこと。
どうやらあまりに公認会計士が不足していたので資格され取れればほぼ内定が出る状況だったらしく、四大監査法人で働く先輩に話を聞いても、
面接のときに、名前さえ言えれば大丈夫だよ
と言われたとのこと(笑)
四大監査法人なんて世間から見れば一流企業ですが、こんなこともあるんだなーっと思う、今日この頃でした。
さて、今回は炎上する可能性ありのテーマについて触れたいと思います。
東大生は優秀だと思います
タイトルを見て、
あれ?東大生は優秀“ではない”じゃないの?
と思った方もいるかもしれません。
日頃の仕事でイージーミスが多い私ですが、さすがにタイトルを間違うことはしません(笑)
東大生は仕事においても優秀だと思っています。
私の独断と偏見満載の内容になりますので、反対意見はほどほどにお願いします(笑)
読者の方でも、おそらく一度はこのような話を聞いたことはありますよね。
東大生はプライドだけ高くて、仕事では使えない
早慶クラスがバランス良いから使い勝手が良い
とも言われており、確かに人気就職先への大学別入社者数では東大よりも早慶の方が上位にランクインしていることが多いくらいです。
イメージとして、東大生っていわゆるお勉強は出来るけどどこか堅いというか、臨機応変に対応できない感じは持ってしまいますよね。
私の小学校から高校まで一緒だった友人は現役で東大に行きましたが、まさにそんなイメージの人でした(笑)
受験勉強で使う能力と仕事で使う能力は異なることが多いので、東大生だからといって仕事でも成果を上げるかと言えば相関は無いかもしれません。
ただ、、、私が今までお付き合いしてきた東大卒の社会人の方は総じて皆さん優秀だと思っちゃっています。
何百、何千の東大卒の方と仕事をしてきたわけではないので、N数自体が少ないことは否めませんが、私は東大卒で外れの人を見たことが無いんですよね。
ちなみに弊社は東大卒がそれなりにいて、私の上司も東大卒ですが、このような話をすると、
いやいや東大卒とか一切仕事に関係ないから
と毎回言われるのですが、私は違うと思っていますので!!!(笑)
それを今から証明していきましょう。
まず大前提として、“優秀”の定義って何か?というところですが、シンプルに成果を上げている方にしましょう。
職種や職位等によって求められる成果は異なると思いますが、企業ごとに最低限は期待される成果は明示されていると思うので、それに対して期待以上の成果を上げている方ですね。
これでも抽象的ですが、この辺りを細かく定義するとややこしくなるので、社内外でも優秀という評価を得ている人というイメージを持って下さい。
それでは、東大生がなぜ優秀なのかを、東大生が持つ能力を元にお話させて下さい。
①情報処理能力が長けている
東大は毎年3,000名の方が入学しますが、学力テストの世界においてはトップクラスの方が入学しますよね。
※現在の高校生でトップ層の方々は、東大を滑り止めにして海外の大学に行くか、そもそも大学に行かずに起業等の選択をしているのかもしれませんが。。。
受験という競争においてトップクラスの成績を収めただけの人が入れる場所が東大になりますが、基本的に受験はかなり公平性の高い競争だと思っています。
科目も決まっており、出される問題の傾向も毎年大体同じもの。
つまり大学受験をする方であれば、同じ状況下、同じ情報下の中で競争するわけですが、その中で、どうすれば勝つことが出来るかを考えて効率的に行動できる力、つまり情報処理能力が圧倒的に優れていると考えています。
生まれながらにして超天才のような方もいますが、そのような方は東大生でもごくわずかで、ほとんどの方が一定以上の努力をして東大に入学していると思いますが、
どうすればこの勝負に勝てるのか
を瞬時に考え、判断し、行動できる力は圧倒的に優れているのではないでしょうか。
例えばホリエモンこと堀江貴文さんは半年で東大に受かったとのことですが、受験日までを逆算して、どうすれば少ない期間でも東大に受かるのかを考えて取り組んだ結果、見事現役で合格しております。
- 赤本を買って、今の自分の得意な科目や苦手な科目、東大における各科目の点数配分を考えて、文科三類を目指すことを決意(現状分析力)
- 英語に関してはひたすら単語を覚えることに集中する(選択する力)
- 苦手な古文・漢文は捨てる(捨てる力)
ホリエモンの場合はもしかすると極端なのかもしれませんが、東大に受かっている方って少なからず自分なりの戦略を持って、行動している印象を受けます。
私のように先生の言うことをしっかり聞いて、全て率なくこなそうとするアホは受験で上手くいかないわけです(笑)
※国語とか本当に苦手だったんですけど、アホみたいに時間を費やした結果、センター試験で200点満点中80点という奇跡を起こしてしまいましたからね。。。あの時は人生終了したと思いました。。。
話を元に戻しますが、このような力って仕事においても必要な能力ではないでしょうか?それを高校生時代から持っている方は仕事においても相当なポテンシャルを持っていると思いませんか。
②努力を継続できる力がある
過去に人に誇れるほど頑張ったことがあるか否か
は仕事においても重要だと考えています。
これは何でも良いんです。例えばスポーツ。
部活動に従事している人が、部活を引退した夏休み以降から急に学力が伸びるという話は聞いたことがありますよね?
あれって、学校の先生側の適当なポジショントークではなく、
1つのことに没頭し、やり切る力があるから
だと考えています。
目の前のことに全力投球して、自分の限界まで追い込む姿勢がある方であればどんな世界でも成功する可能性が高いんです。
これは元お笑い芸人の島田紳助さんも言っておりました。
YouTubeリンク:島田紳助さんが語る、成功の法則
そして受験という競争において、東大に受かった方はほとんどの方が高い目標に向けて全力で努力した方なので、仕事というフィールドにおいても同じように頑張れるんです。
もちろん受験という狭いフィールドである必要はなく、上述したスポーツはもちろん、芸術や恋愛、趣味でも何でも構いませんが、20年弱の人生経験で何かに没頭する経験を持てること自体が貴重ですよね。
勉強以外で自信を持ってそれがある方は是非それをひたすら頑張ってほしいと思いますが、少なくとも東大に受かった方は、受験勉強が1つ該当するので強いですよね。
甲子園出場×東大合格
みたいな方は2つも没頭した経験があるので、間違いなく仕事においても成果を上げる方でしょう。
結局のところ、どの世界においても最後は体力と気力ですからね。
また、高い目標を掲げられる力も長けていると思います。
おそらく、最初に東大を目指すと公言すると、
いやいや、お前には無理でしょ
みたいに否定されたことや冷やかされたことは東大生なら一定数いるのかなと思います。
そのような外野の意見にも屈しず、高い目標に向かって最後までやり抜く力は、ビジネスという世界においては間違いなく重宝されることでしょう。
③各分野で活躍している方との繋がりがある
現代の日本において、会社や業界、ひいては日本を動かしている方に東大卒が多いのは明らかですよね。
そしてそういう繋がりを持てることが、ビジネスの世界では相当有利になります。
弊社の東大卒の方でも、現在ビジネス界で話題になっている方と学生時代にサークルが一緒だったり、研究室が一緒だったりみたいな感じの話を受けることが多いので、世の中狭いなーっと思いつつ、東大コミュニティの凄さに羨ましく思います。
ビジネスの世界は信用の積み重ねだと思いますが、学生時代からの知り合いということであれば話が一気に進むことがありますし、それこそ同じ大学卒業というだけで話が盛り上がることもあるので、会社のHP経由で営業をするよりも圧倒的に成果に繋がる確率は高いです。
類は友を呼ぶ
ではないですが、やはり東大という環境に置くことで優秀な人と知り合える可能性があるのは事実で、それは今後の人生においても財産なのでしょう。
高学歴=仕事が出来る、というわけではない
ここまで伝えると、
結局学歴なんでしょ
と思う方がいるかもしれませんが、決してそういうことを伝えたいわけではございません。
もっと言えば、
東大だから優秀
ということを伝えたいわけでは無いんですよね。
私が伝えたいのは、
競争世界においてトップ経験(成功体験)がある人が仕事においても成果を出しやすい
ということです。
たまたま日本ではそれが東京大学に該当するので今回挙げさせて頂いただけ。
例えば新卒の就活において、
なんであの企業は東大ばっかり採用するんだよ。学歴と仕事の成果とか関係ないじゃん。
と不満に思う学生の方は多いと思います。
私も就活生時代はめちゃくちゃ思っておりました。
ただ、東大ばっかり採用する外銀や外コンの人事は、決して東大だから採用するわけでは無く、
受験という生易しい世界において、東大にすら行けない人は仕事において成果も出しにくい
と判断しているわけです。
受験という競争世界は、ビジネスの世界に比べればめちゃくちゃ楽なわけです。
※私は受験についてめちゃくちゃ難しいと思っていますが(笑)
なぜなら、、、
- 出される課題(受験問題)はある程度決まっており、想定外の課題は出にくい
- 時間は平等に与えられている&相当な時間が用意されている(しかも1年延ばしてもOKという浪人という選択肢もある)
- 勝つための戦略(受かるための方法)がいくつも体系的に提示されている
このような状況下ってビジネスの世界ではまずあり得ないですよね?
- 想定外のことばかりですし、
- お客様都合で納期が早まることがあるし、
- MBAで習う高度な経営戦略を駆使しても、成果は簡単には上がらない
わけです。
今回はややミスリードしてしまいそうな記事になりましたが、決して学歴至上主義を唱えているわけではないので、その辺りしっかり伝わったかがやや不安です。。。
さて、この記事を読んだ社内の東大卒の方々はどのような反応をするのか、楽しみにお待ちしております(笑)