こんな社員がいたら要注意!組織を破滅へと導く驚きのマニュアルが実在するんです
こんにちは!
採用担当の池田です。
今春放映されていたドラマで、「わたし、定時で帰ります」は唯一見ていましたが、皆さんは見ていましたか???
昨今話題の働き方が焦点のドラマで、主人公は過去の働き過ぎの経験を踏まえて定時帰りを貫く姿勢で日々仕事をこなし、一方もう1人の主人公はワーカホリックなほどずっと仕事をしており、その2人を中心に周りの社員が翻弄されながらも働き方について少しずつ考えが変わっていくみたいな感じです。
まぁストーリー性はなく、至って普通のドラマだったのでめちゃくちゃお勧めするわけではありません(笑)
ただここで気になったことが、
ワーカホリックがなぜダメなのか
ということ。
ストーリー全体としては昨今の働き方に寄せようとしている風潮だったので、働き過ぎて倒れてしまったり、仕事しかない人生だと家族との時間が失われたり、余生が虚しくなってしまうみたいなことは描かれていたのですが、だからと言ってワーカホリックがいけないとは結論付け出来ないですよね。
ワーカホリックであっても最低限体調管理はできるし、家族以外の方とも交流できてそれによって余生を過ごす仲間と出会えたり。
ただ最終回でモーレツパワハラ上司が主人公の2人に対して、
仕事しかない人生ってそんな悪いことなの?
のような意味深な発言がワザとらしく演出されていたので、ドラマとしては決してワーカホリックを否定するわけでは無かったのかもしれませんが。。。
結局私が何を伝えたいかと言うと、国や政府、会社側が社員の意向を無視して働き方を先導するのはそもそもおかしいということ。
あくまで働き方は個人の意思に委ねられるべきであって、自由に選択できるような環境整備を周りがすべきだと思うんです。
ちなみに私は仕事は好きなので、100億円あっても辞めません。私の過去の経験の中で、高校受験や大学受験が終了した後の卒業までの時間がめちゃくちゃ暇で、それが苦痛で仕方なかったんです。
そもそも受験と同時並行で取り組んでいたことが無かったことがそもそも寂しいのですが、たった1か月の暇な時間を全く謳歌できずに毎日悶々としていたんです。
常に何か予定が入っていないと不安になるみたいなアクティブな人間ではありませんが、やはり何かしら取り組むべきことがないと本当に廃人になってしまうので、仕事はずっとやり続けたいなと本心で思っています。
ただ出来る限り、自分のペースで好きな時間に仕事がしたいので、その辺りを踏まえると今の職場には大満足です。
※無駄な会社アピールです(笑)
個々の社員がどのような働き方が望ましいのかをしっかり認識し、それに対して会社が寄り添うスタイルが出来れば理想だなと思っているので、「みんな一緒」みたいな感じで働き方まで押し付けるのはいかがなものかと思う今日この頃です。
さて、今回はちょっと恐ろしい話を提供します。
組織を破滅の方向に導きたい方へ
とうとう池田がおかしくなったかと思われますかね(笑)そもそも「破滅」というワード自体が小学校以来使ったような気がしていて新鮮です。
当然ですが、組織をより良くするための書籍やセミナー等は巷に溢れていますが、その逆ってないですよね?
- 組織を悪くするための10原則
- 組織をより悪い方向にしたい方向けセミナー
- 組織が少しずつ良くなっている傾向に疑問を持っている方!今すぐに対応しないと組織はどんどん良くなっていきますよ
みたいな感じの書籍やセミナーがあったらヤバイですよね。
まぁ当たり前です。誰だって物事を悪い方向に持っていきたいなんて思わないですから。
ただ、実は組織を破滅の方向に導くやり方、マニュアルがあるんですよ。何だか興味ありませんか???
この話はいつも懇意にしているヘッドハンターの方からつい最近聞いたんですよね。ランチを食べながら人事関連の話をしていたのですが、ふと組織論の話になり色々聞いていると、
組織を破滅させるのは簡単ですからね
とのこと。
会社名は言えませんが、その方は今話題のイケイケベンチャー会社の人事コンサルとして支援しているようですが、どうやら組織が崩壊しているとのこと。会社のトップが何をしたいのかが決まっておらず目先の利益ばかりを追っている状況。また評価制度は一切なく上長の主観で決まってしまったり、採用したい方の要件が曖昧で、とりあえず優秀な方が欲しいという感じらしいです。
あれだけメディアに出ているのに、中身はそうなっているんだなと思うと、つくづくメディア戦略って凄いなと思っちゃいました(笑)
その方から組織の破滅について聞いた当初は、
物事を悪い方向に持っていくのは、そりゃー適当に仕事したり、わがまま言ったりして足を引っ張れば出来るんじゃない
程度に思っていたのですが、どうやらそんな適当な感じではなく、実際にちゃんとした機関が試行錯誤の上に作り出したマニュアルのようです。
何か都市伝説的な感じで興味持ちませんか???(笑)
ということで簡単に概要を紹介しましょう。
サボタージュマニュアル
組織を破滅させるマニュアルが生まれたのは、第二次世界大戦中のアメリカとのこと。アメリカの諜報員(スパイ)向けに作ったと言われ、当時敵国や占領下にある国に対して、組織を弱体化させるために作成されたと言われています。
その名も「サボタージュマニュアル」
現在もCIAの書庫に保管されているということで、結構ガチ感があって凄くないですか?(笑)
すみません、こういうの結構好きなので。。。
早速その概要を紹介していきましょう。
【管理する人向け】
従業員のモラルと生産性を徹底的に下げること。効率が悪く仕事が出来ない人の処遇を良くして褒め称え、優秀な従業員には理不尽な理由で徹底的に叱りつけろ。
【労働者向け】
とにかく非効率に仕事をすること。一つの仕事に対する工数を増やして、出来る限り非効率なやり方やツールを駆使して仕事に臨むこと。
【組織全体向け】
何かを決めるときは徹底的に時間を掛けるべし。物事を決める際は少なくとも5名以上で決めることとし、その会議でも可能な限り長引かせること。また決定までの承認フローを複雑化させること
さて、どうでしょう???当然と言えば当然の内容ですが、とにかく理不尽な状況ですよね。
ただ、
読み物としては面白いけど、こんなことできるわけないでしょ
と思っているそこのあなた!
実際にこのような企業って実は多くないですか?
もちろん意図的に組織を破滅させようと理不尽に行動している方は少ないと思います。そんな方は早々に排除されるでしょう。
ただ、敢えて理不尽に行動しているのであればまだマシだと思っていて、本人が気づかないうちに効率の悪いやり方や社内の理不尽な仕組みを信じて突っ走っているケースって意外に多いように思えるんです。
特定の会社を否定するとザワザワするので、私が在籍していた1社目の企業であれば多少ディスっても大丈夫だと思うので参考に挙げさせて頂きます(笑)
私が社会人2年目の時、外部で行われる研修に5日間行くことになったんですよね。業務の一環で若手を育成する目的で会社から誘われたんです。
場所は有名金融機関で実施されるとのことで、そこのオフィスには豪華なレストラン街みたいなものが入っていたんです。
和洋中全て揃っていて、当時所属していた会社にも社食はあったものの、それと比べられないほど豪華なレストラン街です。
※ちなみにそのレストラン街は社食ではなく、そこのオフィスビルに入っている方向けに提供しているものです。入居している社員は多少割り引いて利用できる仕組みとのこと。
そこでふと悪知恵が働いて、
研修と言っても業務だから、ランチ代とか会社が出してくれないかな?
と思い、直属の先輩に気軽に相談したんですよね。
そしたら課長に話が行ってしまったようで、(そもそも直属の先輩に気軽に相談したのに、その話を課長に言うなという話なのですが(笑))課長から呼ばれました。
会社の経費を何だと思っているんだ!若造のくせに舐めるんじゃない!
っと怒られるのかなーっと思いきや、
規定では会社都合の研修だとランチ代が支給されるはずだから上に確認してみるよ
とのこと。
その後のフローは後々聞いたのですが、
課長→次長→部長→部会
みたいな感じで話が行き渡り、最終的には、
研修で学んだことを、その後部内でプレゼンして共有してくれたらランチ代を支給する
となったんです。
非常に有難い気持ちと同時に、めちゃくちゃ恥ずかしくなったんですよね。。。
そこまでしてランチ代請求するつもりはないわ!と。。。何か私が銭ゲバのような奴だと思われたことを考えると勘弁してよーっという気持ち。
こんな些細なことに対して関わる人が多過ぎるし、そもそもフローが長過ぎる。
本来なら上司に、
ヘイ、マイボス!ランチ代プリーズ
と請い、
OK!
の2秒で終わるはず。
ちなみに研修中はちんぷんかんぷん過ぎてほぼ寝て過ごしました(笑)
とは言え部内で研修で学んだことを共有しなければいけなかったので、研修で学んだ項目の中から最も完成されていない分野かつ誰も知らないだろうなと思った、「イスラム金融」の項目を選び、家で勉強し何とかプレゼンしたのでした。。。
1食1,500円ぐらいのランチを5日間連続で食べたので、ただただ申し訳ない気持ちになった研修でした。
無意識のサボタージュマニュアル利用が最も恐ろしい
サボタージュマニュアルを見ると、
こんな組織絶対に良くない
と誰もが思うはずですが、案外自身が今いる職場がそのような状況になっていることって多いと思うんですよね。
特に大企業の業績低下や不祥事等はサボタージュマニュアルに近いものが組織に充満しているからこそ起きていることだと考えています。
- ITツールを使用すれば数秒で終わる作業も、人海戦術で対応することでコスト増大
- 物事を決めるときにあまりに時間が掛かってしまい他社に出し抜かれる
- 現場でまずいことが起きて上に報告が上がっても、責任者が曖昧で決定フローが長いことで対応策が決まらず、その間に世間に明るみに出てしまう
サボタージュマニュアルのポイントとしては、ずばり効率化ですよね。効率化が図れるか否かが組織を健全に導くための1つの重要な要素だということです。
効率化のためにはITが不可欠な時代になっていますが、未だに古いやり方に固執することで生産性が低い方も異常に多い印象です。
例えばメールなんて典型例。
社内の人にメールを送るにも関わらず、
お疲れ様です。●●部署の池田です。
みたいな文面を書くとかどうかしていますよね。
様々なチャットツールがあるので社内であればその方が数倍効率的。
または会議。
未だに形式的な会議を続けて、関係者じゃない人も大量に巻き込んだ会議って多いですよね。
しかも会議室を1時間取ってしまったから、1時間ちゃんと使い切ろう見たいな感じで進めるファシリテーターも多いこと。
1通メール送ればそもそも会議しなくても良いことって相当数あると思いますし、どうしても対面での話が必要であれば相手のデスクまで行けば数分で終わることも多い。
会議をすることで仕事をしている感を出している方はアウト、というよりゲットアウトです。
IT化が進んでいない会社は今後ますます淘汰されていくでしょうし、デジタルトランスフォーメーション(通称、DX)が浸透していく中ではITを知らないビジネスマンは存在すらできなくなるのかもしれません。
かく言う私はITの知識がないので、学生時代に学んだJavaを思い出しながら何かアプリケーションでも作ろうかな。。。
※現在新人研修のカリキュラムをエンジニアの方と策定中でして、エンジニアの方から「やさしいJava」の本を借りたのですが、読んでも全く分からないことに絶望している今日この頃です。。。